吃音とプラシーボ効果の関係

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吃音(どもり)者の方にとって厄介な問題が、プラシーボ効果です。
スピーチなどに失敗するのではと思うと、ますますそのような状況を招くことになります。
そのため、どもりなどの症状がある方は、時には発想の転換をしてみることも必要です。

吃音(どもり)症の方は、人前で話す際に勇気が必要です。
失敗しなければ問題ありませんが一度失敗してしまうと、それが後々尾を引くことがあります。
また特に大きな失敗をしなくても、どもりのことが頭にあるとプラシーボ効果が働いて、失敗を招くこともあるのです。
この効果は、心理的に見てとても厄介な問題といえます。
というのも、失敗すると思えば思うほど、そのような状況に陥りやすいからです。
例えば、医者が小麦粉を薬と偽って処方することで、多くの人たちに効果が出ることがあります。
これは心理効果なのですが、そう思えば自然とその方向に向かっていくことを意味します。
この効果には、そのような心理的な要素が含まれているのです。
このような心理的な効果はメリットも多いのですが、吃音(どもり)者にとってはマイナス効果の方が多いといえます。
実際に、どもりの症状がある方への実験は有名です。
これは本人が詰まった単語を何度も朗読させると、同じ箇所で詰まる確率が高くなるというものです。
どもりの症状がある方は、たとえ失敗しても気にしないことが大切です。

ポジティブな気持ちが大切

プラシーボ効果は心理面の影響を表していますが、これを防ぐには吃音(どもり)者の認識の歪みを改善する必要があります。
どもりの症状がある方の中には、つい他人の心を誤って読んでしまう人がいるのです。
言葉に詰まったことを相手はバカにしているのではないか、など誤った思いをしてしまいます。
いわゆる認識の歪みですが、この歪みを改善してあげれば良いのです。
相手は様々なことを考えていますが、そのことをネガティブに認識する必要はありません。
もっとポジティブに受け止めましょう。
マイナスな評価ではなく、プラス評価と思うことが大切です。
スピーチで言葉に詰まった時、自分をバカにしているのではなく、良く頑張ったと評価してくれていると思うことが重要です。
そうすることで、プラシーボ効果を失くすことができます。
本番のスピーチでも失敗しないという、ポジティブな気持ちになることができるでしょう。

吃音(どもり)とプラシーボ効果は常についてくる問題です。
しかし本人の努力によって回避できますので、まずは一度試してみることが大切です。
ポジティブな考えに発想転換することは、とても重要なことなのです。