吃音は発達障害ではありません

GUM06_PH03042

吃音(どもり)者症を発達障害と思っている人も少なくありません。
確かに毎回言葉に詰まると、どこかの機能がおかしいのでは、と思いたくなります。
そういう時に発達障害で済ます人もいますが、実際は異なるのです。

発達障害というのは先天的障害のことであり、発達の遅延が大きな原因といえます。
実際の症状はASDと呼ばれる「自閉症」、またLDと呼ばれる「学習障害」、ADHDと呼ばれる「注意欠陥や多動性障害」などが知られています。
そのため、どもりもそれら障害の一つではないか、と考えてしまう方も多いのです。
人によってどもりの症状は変わりますが、実際は発達に障害があるのではなく、発生に問題があります。
吃音(どもり)症の方がクリニックで診察を受けると、多くは「機能性発声障害」の診断を受けます。
この機能性発声障害は身体に問題があるのではなく、発声の過程に問題があるのです。
このことから考慮してみると、どもり症の方は発達障害ではないといえます。
身体には何の障害もありませんので、発達自体に異常はありません。
身体のどこかに異常があり、それが原因で声が出ないわけではないのです。
何かしらの原因によって、声が出にくくなっています。

声を出す過程に問題があります

吃音(どもり)者は障害者ではありませんので、身体の発達に異常があるわけではありません。
友達と普通に話をしている時は、どもることなくきちんと会話ができる人が多いのです。
不安な方は一度自分の声をチェックしてください。
自分の好きな言葉でも構いませんので、声が出るのか確認してみましょう。
きちんと声が出るはずです。
このことからも吃音(どもり)者は障害者ではなく、普通の方と何ら変わらないといえます。
発達に障害があったり、また脳などに障害がある場合は、突然声が出ないなどの症状は現れません。
たとえ脳に何かしらの障害があったとしても、今まで話せなかった方が、突然声が出るようになれば障害者ではなくなります。
このように、どもり症の方は発達に障害があるわけではないといえます。
発達に障害があるわけではなく、声を出す過程に何らかの異常を生じているのです。
そのため、自分でもある程度コントロールすることが可能です。
発生の訓練により、どもりの症状を良くできます。
どもり症状で悩んでいる方は、自分で訓練してみるのも良いでしょう。

吃音(どもり)症は発達障害として片付けられることがあります。
しかし実際は、発達の過程に問題があるのではなく、声を出す過程に何かしらの問題があるのです。
そのことをしっかりと認識しておくことが大切です。